一連の食品偽装報道の背後に存在する意図|年次改革要望書による米国の日本略奪

2,007年には、1月に不二家が賞味期限切れの牛乳を使用問題から始まり、6月には食品加工卸会社のミートホープが牛ミンチへ豚肉を混入問題、8月には北海道土産で有名な「白い恋人」の賞味期限改ざん、10月には、これもお土産として中部地方で有名な「赤福」の製造日改ざんなど食品偽装報道が相次ぎ、不二家や「白い恋人」の石屋製菓、赤福はロスチャイルドやロックフェラー系の会社に乗っ取られてしまった。

一連の食品偽装報道の裏側はこれだけではない。さらに深い意図がある。それは、アメリカから日本に対する圧力だ。

アメリカ政府が日本政府に何らかの要求を突き付けてくる具体的な手段として「年次改革要望書」というものがある。これは、大変重要なキーワードなので是非覚えておいて欲しい。

年次改革要望書は、表向きは日米両国の経済発展のために存在する。しかし、実情はその名目から程遠い。日本側からアメリカに出す要求は瑣末なものであるのに対し、アメリカ側から日本に出される数々の要求は、日本のシステムを根底から覆すほど大々的なものなのだ。

要は、アメリカの一方的な日本イジメと言ってよい。この存在はマスコミでは決して取り上げられることがない。これは、毎年毎年、日本に突き付けられてくる要求である。

殆どの日本の政治家は、この要求に応じて動いているに過ぎない。国会で議論される問題の殆んどが、この要求についてである。極論すれば、日本の国会というものは、アメリカからの要求に対して「困った、困った」「どうしよう、こうしよう、ああしよう」と与党と野党でやり合っているだけなのだ。

この年次改革要望書は、正式には「日米規制改革および競争政策のイニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」という。

その具体的な内容は、労働基準、建築基準、医療制度、保険制度などから、食品やワクチンやクレジットカードに至るまで、何から何まで全てに関する要求であり、日本という国のあり方まで決定づけてしまうものである。

そして、これに素直に従う政治家はマスコミから持ち上げられるが、日本の国益を重視し、反対する政治家は、スキャンダルや冤罪で、マスコミに散々叩かれるのである。日本のマスコミは歴史から見ても、構造的にアメリカに支配されているので、非常に情けないことである。

食品偽装報道の年の年次改革要望書には、輸入食品の手続きの効率化と新しい食品添加物の審査期間の短縮化の要求がある。これは、輸入食品と添加物の審査基準をもっと甘くして、早く輸入できるようにしろ、ということである。

その理由としてアメリカ側は、日本が競争の自由化と世界における自由貿易を邪魔していると主張する。まるで、食の安全性を守る日本が、世界の悪者であるかのような論調である。

このアメリカ側の論調に日本国民の世論をいかに同調させるかが、マスコミの仕事だ。

マスコミは、国内の食品産業を不祥事で叩き、腐敗したイメージを国民に植え付ける。世論は、「食の安全を守れ」と、国内の食品企業に厳しい目を向ける。その結果、世論に同調しなければ選挙に勝つことが出来ない政治家は、国内の食品企業に厳しく、アメリカ政府の要求には甘く、という状況がつくられる。

「食の安全」がいつの間にか「規制緩和」にすり替えられているのだが、年次改革要望書の存在をマスコミが報道しないために、このことは国民に気付かれることなく忘れ去られてしまった。

これが、食品偽装報道の裏側にあった構図である。これと全く同じ構図で、「郵政民営化」や「各種ワクチンの輸入」が行われた。

この騙しの仕組みに気付いていないと、多くの人たちはマスコミ報道を素直に受け入れ、「日本の食品業界の腐敗はけしからん!マスコミもたまにはいい仕事をしているじゃないか」と拍手喝采で、日頃のうっ憤を晴らすよい機会にしてしまう。

安直な正義感に駆られて、マスコミ報道のトリックにいとも簡単に騙されてしまうのだ。それが、いずれ自分たちの首を絞めることになろうとも知らずに。

国内の食品偽装問題は正されるべきである。しかし、それを正す名目で、安全性の不確かな輸入食品や添加物がドンドンアメリカから入ってくるのだ。これらの添加物が恒常的に食品に使用され、日本国民の健康が侵されることの方が賞味期限切れの食品よりも遥かに深刻な健康問題であるはずだ。

そもそも、要望書を書くまでして圧力をかけないと、日本政府が許可しない輸入食品や添加物など、私たちは信用出来るだろうか?

【出典】マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている 5次元文庫 THINKER著

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