激増する日本人の慢性病|「食原病」+「医原病」で病人は急増!

このようなデータを見て特質すべきは、人口の増加など比較にもならないほど、ガンを含む生活習慣病そのたの疾病が増えていることです。例えば、前立腺ガンは1,990年(平成2年)には26,000人だった患者数が、2,014年(平成26年)には211,000人と約8倍も増えています。

身体の疾病もさることながら、さらに気になるデータがあります。アルツハイマーやうつ病、睡眠障害が急増しているのです。日本は「ガン大国」であると同時に「高ストレス社会」でもあるようです。

【目次】
1. 糖尿病および糖尿病を強く疑われる人が60年間で400倍に激増
2. 安易なインスリン注射で糖尿病患者に仕立て上げるのが今の医療
3. 食事には少しも注意せずに薬漬け治療で子供が糖尿病に…
4. 病気は食原病

1. 糖尿病および糖尿病を強く疑われる人が60年間で400倍に激増

どうしてこのような現象が起きているのか、一つの例として糖尿病について考えてみましょう。

前掲のグラフでは、糖尿病患者数は1,996年(平成8年)に2,175,000人だったのが、2,014年(平成26年)では3,166,000人と大幅に増加しています。これは病院やクリニックで治療を受けている患者数ですが、糖尿病および糖尿病を強く疑われる人は、1,955年(昭和30年)に50,000人くらいだったのが、2,014年(平成26年)には20,000,000人と激増しています。

1,955年(昭和30年)と比べて何と400倍にも増えているのです。人口は1.3倍しか増加していないのに、これは異常もいいところです。美食・飽食の時代になったとはいえ、日本人がかくも糖尿病になりやすい体質に変化したとは考えられません。

これは、病人が増えたこともさることながら、医師がうまくコントロール出来ない場合に、すぐインスリンを打つせいでしょう。このため本物の糖尿病患者に仕立て上げられてしまったのではないかとさえ思います。

2. 安易なインスリン注射で糖尿病患者に仕立て上げるのが今の医療

現代は美食のオンパレード。血糖はちょっとしたことで上がります。それを簡単にインスリン注射でもしようものなら本当の糖尿病になってしまいます。

ちょっと上がってしまった血糖などは、食事療法や断食をほんのちょっとだけやればすぐに元に戻ります。本当の糖尿病ではないのです。よいファスティング(断食)こそ本当によくなる治療なのです。それをやらずに、すぐ薬(糖尿病薬)を処方したり、インスリンを打つのが今の医療です。

美食、過食は相変わらず続いている社会風土ですが、薬など毒の上塗りをしたうえ、インスリン注射という最悪の手段を使ってしまう。これでは、本来治るはずの人が体質悪化のまま糖尿病患者に仕立て上げられてしまっています。

1,980年代に「成人病」が「生活習慣病」と言い改められた背景には、食事が原因とした「マクガバン報告」を知ったことによるものですが、一方、子供がこういった慢性病を患うことが増えたことも一因です。成人になると発症するのではなく、子供でも生活習慣で発症するということなのです。

3. 食事には少しも注意せずに薬漬け治療で子供が糖尿病に…

1,975~1,979年(昭和50~54年)の糖尿病の発症頻度は、10万人当たり中学生で6.3人、小学生で0.8人ですが、2,005~2,009年(平成17~21年)には、中学生で22.0人、小学生で2.3人と大変な増加です。これなどまさしく「高GI食」(GI=グリセリック・インデックス。血糖値の上昇を示す指数)と「肉食」の弊害が出た結果でしょう。

そして、食事には少しも注意せずに薬漬け治療をした結果、小学生、中学生で本物の糖尿病になってしまうのです。小・中学生でインスリンを打っている子が結構いるというから本当に驚きです。このことからも、「食原病」+「医原病」による、病人は急増しているのです。

4. 病気は食原病

こういった例を見ていくと、病気(慢性病・難病)の多くは、食事が原因の「食原病」であることが分ります。1型糖尿病さえ「食原病」と言えるのです。「マクガバン報告」でも「チャイナ・ヘルス・スタディ」でも、そのことを明確に証明しています。現代においても、いやむしろ(飽食・過食)の現代社会だからこそ、食養生の意義は大変大きいと言えます。

病気の原因には色々ありますが、その最も大なるものは、人間がどのようなものを摂取しているか、つまり「何を食べているか」「どのような食生活をしているか」に尽きるのです。

かつて、ガンの原因には、遺伝説、細胞突然変異説、ウィルス説、あるいは化学物質汚染、心因性など、その時代によって様々なことが浮上してきました。しかし、そのどれも正鵠を得ていません。病気の多くは生活習慣、中でも食事であることは明々白々のことです。

医療従事者がこのことをどれだけ認識して、日々の医療を行っているかということがとても重要です。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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