神経の流れが乱れると心身の健康へどう影響するか

■神経の流れの乱れが生じやすい背骨の三ヶ所とは?

松久正先生が長年多くの患者さんを診られていて、その経験から、背骨の中で、特に神経の乱れやすい場所があることがわかっています。それが、「A.腰の土台」「B.背中の土台」「C.首の付け根」の三ヶ所です。多くの患者さんを診てきましたが、殆どすべての方が、これらの三ポイントで神経の流れが悪くなっています。

例えば、Aを行うと、腰の土台(下位腰部)の神経の流れがよくなり、まず、不安な感情が消えます。それが、腰痛や便秘、婦人科疾患などの改善につながります。

Bを行うと、背中の土台(下位胸部)の神経の流れがよくなり、怒りや不満などといった感情が解消。その後、高血圧、高血糖、内臓疾患、関節リウマチをはじめとする膠原病(全身の結合組織に広範な炎症と変性をきたす病気の総称)といった病気がよくなっていきます。

Cを行うと、首の付け根(下位頸部)の神経の流れがよくなります。自己表現が苦手な方は、自分をうまく表現できるようになります。人間関係のストレスが減り、その後、肩凝り、呼吸器疾患、不整脈、耳鳴り、めまいなどが改善してくるのです。

その三ヶ所の神経の流れが乱れた時の心身の健康に対する影響を、”「首の後ろを押す」と病気が勝手に治りだす 神経の流れを正せば奇跡が起きる 松久正著”より引用しもう少し詳しくまとめてみたいと思います。

【注】A,B,Cはそれぞれの土台に対するドルフィンエクササイズのこと


1.「A.腰の土台」に神経の流れに乱れが生じた場合の心身への影響

■腰痛は「心にゆとりを持って生きよ」というメッセージ

「A.腰の土台」に神経の流れに乱れが生じた場合に起こり得る疾患の代表が、腰痛です。

この場合の腰痛とは、原因不明の慢性腰痛から、ぎっくり腰、原因の特定できるとされている腰部椎間板ヘルニア(椎骨と椎骨の間にある椎間板が潰れて起こる病気)や腰部脊椎管狭窄症(背骨の内部にある脊椎管が細くなり、内部の神経が圧迫され、痛みや痺れが起こる病気)など、あらゆる腰痛が含まれるとお考え下さい。

現在の鎌倉の診療所には、どこの病院にかかってもよくならなかった腰痛の患者さんたちが沢山やって来ます。多数の方達を診察してきた結果、腰痛の患者さんたちには、ある共通項があることがわかってきました。実は、不安や恐怖を持っている患者さんが非常に多いのです。

その不安や恐怖は、様々な形をとります。「明日からどうやって食べていけばいいのか」「老後の暮らしが心配」といった生活面での不安、或いは、腰痛について、「ずっとこのままなのだろうか」「痛みがどんどん悪くなったらどうしよう」といった病気自体への不安、心配の形をとることもあります。

こころにゆとりがなくなっているために、感じている腰の痛みをより深刻に受け止め、恐れを抱いてしまうのです。同様に、こころに余裕がないため、自分の将来や老後についても、良い展望が持てません。

こころにゆとりがなく、不安や恐怖を抱きがちなのは、何故でしょう。それは、「根源的な生きる力」が足りないためです。これにも、背骨の土台に神経の流れの乱れがあることが影響しています。私たちは、生命エネルギーがスムーズに体を巡ることによって、生かされています。

植物は、天と地からエネルギーを受け取って育ちます。同様に、私たちも天から生命エネルギーを受け取り、それを神経の流れとして体内に巡らせています。そして、私たちは大地からもエネルギーを受け取っています。

背中の土台における神経の流れは、私たちにとっては、生きる根源の力のようなものです。この生きる力を受け取っている場所が、この背骨の土台と呼ばれている部分なのです。ここに神経の流れの乱れが生じていると、生きる根源的な力が足りなくなってしまいます。そこから、不安や恐怖といった不安定な感情が生じてきます。

慢性腰痛やギックリ腰、腰部椎間板ヘルニアなど、あらゆる腰痛にあてはまることですが、不安や恐怖といった感情が消えない限り、腰痛はなかなか改善しません。

神経の流れを良くするという新しい医療を提案するようになって以来、私たちの人生において、無駄なことは何一つ起こらないというのが、私の揺るぎない信念となっています。人がある病気にかかるということには、当然ながら、意味があります。私たちが悩まされる病気や症状に一つ一つにそれなりのメッセージがこめられているのです。

そう考えると、腰痛になることにも意味があり、病気になった方に対するメッセージがあります。そのメッセージとは、「もっと心にゆとりを持って生きなさい」とか、「何も未来を恐れる必要はない」といったものです。そして、神経の流れをよくすることを通じて、そのメッセージのとおり生きられるようになると、腰痛が大幅に改善するのです。

■まず、不安や恐怖が消えてから腰痛が改善する

ポイント療法やドルフィンエクササイズを続けて、神経の流れを良くすると、まず不安や恐怖が消えていきます。そもそも不安や恐怖は、「A.腰の土台」辺りの神経の流れの乱れで生じていたもの。ですから、神経の流れが整えられ、スムーズに流れだせば、次第にそうした感情は消え去り、代わりに生きる力が湧いてきます。この後、腰痛が大きく改善し始めます。

ことに、ギックリ腰を度々起こしているような方、痛みが長引いている方は、生きる根源的な力が大きく低下していることが殆どです。ギックリ腰にならないためには、神経の流れを正して、生きる力を蘇らせることが先決です。

腰痛だけでなく、腰の土台で神経の流れが乱れることで生じる病気は、皆、こうした治療の経過を辿ると考えて下さい。婦人科疾患、泌尿器の病気、大腸関連の疾患などがこのグループに入ります。

●ピンポイント療法とドルフィンエクササイズについては、Dr.ドルフィン公式サイトをご覧ください。

ソウル・ウェイブを整える方法「ドルフィン・タッチ(ピンポイント療法、神経スポット療法)」

2.「B.背中の土台」に神経の流れに乱れが生じた場合の心身への影響

■私たちの大半は背中の土台で神経の流れが乱れている

「B.背中の土台」すなわち、下位胸部やみずおちの辺りに神経の流れに乱れが生じている場合、主要臓器の殆どに影響が出て来る可能性があります。この辺りに神経の流れに乱れがあると、胃、肝臓、膵臓、脾臓、小腸、腎臓、副腎など、殆どの臓器に異常が生じやすくなります。また、小腸と副腎が含まれているため、免疫系の疾患にも問題が起こりやすくなります。喘息、アトピー性皮膚炎、関節リュウマチなどです。

こう挙げていくと、私たちが普段よく悩まされている病気の殆どが、ここに入ってくることがわかるでしょう。

高血圧、糖尿病、肝炎、肝硬変、腎臓疾患、各種アレルギー疾患など。ガンも加えていいでしょう。言い換えれば、私たちの大半は、この背中の土台の部分に、神経の流れの乱れがあるといっても、過言ではありません。

そして、これらの多くの病気に悩む方に共通する感情は、不平、不満、怒りです。また、自分自身の存在意義を見出だせなくなっている方が、少なくありません。

患者さんの話を聞いてみると、「会社の仕事がおもしろくない」「自分の家の居心地がよくない」とこぼし始める方が多いのです。さらに、「なんで、私はこんな風に生まれてしまったのだろう?」「なんで、私だけ、こんな病気になってしまったのだろう」と言った発言も目立ちます。

今、自分が置かれている環境に対して、不平や不満があります。また、その不平、不満の根底には、そういう環境に自分が置かれていることへの怒りがあります。この不平、不満、怒りといった感情が、密接に各内臓疾患へと結びついています。

血圧や血糖値、コレステロール値などの数値が上昇するのは、単に食事内容だけが原因なのではありません。これらの数値の異常の根底にあるのは、神経の流れの乱れです。神経の流れが阻害されることで、血圧や血糖値が上昇します。

ですから、数値が基準値を超えたからといって、医師に言われるまま、降圧剤や治療薬を飲むのは、正しくありません。薬の力で、数値を無理に下げたとしても、前述の通り、結果(検査数値)をいじるだけでは、根本的解決にはならないのです。

元々、神経の流れが悪いところを変えずに、例えば、糖尿病の治療薬に頼って数値だけを落しても、そのうち、薬が効かなくなり、薬を増やすことになります。それだけでは足りず、インスリンそのものを体内に入れなければならなくなります。

神経の流れを整えることで初めて、感情の変化が起こります。初診の時は、怒ったような顔で診療室のドアを入ってきた方が、神経の流れの乱れがとれると、次第に穏やかな顔になっていきます。「最近、会社に行くのが楽しくなった」とか、「家の中の居心地がよくなった」といった話が出るようになります。

そのうち、「自分は恵まれている」と打ち明けるようになり、家族や友人に感謝の言葉をもらすようになります。また、自分や他人への怒りも消えていきます。このときには、血圧や血糖値などは、既に下がり始めています。

私の患者さんには、このようなプロセスを経て、糖尿病が改善した方が沢山います。高血圧や脂質異常症(高脂血症)の方にも、同じことが当てはまります。


・著者: aniketkharat1987

■関節リウマチは「穏やかに生きよ」というメッセージ

もう一例、「B.背中の土台」に神経の流れの乱れが起こることで生じる病気の代表として、関節リウマチをとり上げましょう。

関節リウマチは、体が自分自身の細胞を攻撃してしまう病気です。喘息やアトピーの場合は、埃や花粉、食品といった外敵に対して、自分の免役細胞が過剰に反応し、炎症を起こします。一方、関節リウマチは、埃や花粉などの外敵ではなく、自分の細胞を外敵と見做して攻撃を起こします。いわば、免役細胞の暴走です。

これも神経の流れの乱れが引き起こしています。本来、外から異物が侵入しても、悪さをすると決まった訳ではないので、免疫細胞は反応しません。その異物を共存すれば良いのです。自分の細胞なら、なおさらです。

ところが、関節リウマチの方はこれが出来ません。最初は、自分でないものを敵と見做すことから始まります。信頼できるものは自分だけ。自分以外は不安要素です。このため、何物かが侵入してきた時、過剰に攻撃します。そのうち不安や恐怖が高まると、怒りと共に、他者だけでなく、自分自身さえも受け容れられなくなり、自分を攻撃してしまうのです。

関節リウマチになったことは、「もっと穏やかに生きなさい」というメッセージです。「自分や他者にもっと穏やかに対応しなさい」「怒りを捨てなさい」というメッセージでもあります。

関節リウマチを患う方は、「何故自分だけがこんな病気になったのだろう?」と、怒っています。その結果、自分も他人も信用出来なくなっています。自分を受け容れることが出来ず、他人にも心を許せません。だからこそ、この病気からのメッセージを受けとり、自分の生き方を考え直す必要があるのです。

ステロイド薬で症状を抑えつけるのは、一番よくありません。一時的には効果がありますが、それは表面的に症状を抑えつけるだけに過ぎません。ステロイド薬に組織が慣れてしまい、徐々にその効果が弱まります。その時は、自然治癒力が破壊されてしまっているので、組織がドンドン破壊されていってしまうのです。

このような最悪の事態に陥らないためにも、神経の流れをよくして、穏やかに生きることを選択しましょう。そうすることで、まず、感情が穏やかになり、治りにくい関節リウマチにも、快癒の道が開けてきます。

3.「C.首の付け根」に神経の流れに乱れが生じた場合の心身への影響

■自分自身が好きになりうつ病も改善

第三のポイントの場所は、「C.首の付け根」です。

ここに神経の流れの乱れが起こると、動悸、不整脈、狭心症(心筋梗塞へと進んでいく)といった心疾患や、気管支炎、気管支喘息、肺炎、肺ガンも含めた呼吸器系疾患が起こってきます。また、肩凝り、甲状腺関連の疾患も、この首の付け根の部分の神経の流れの乱れで起こっています。

首の付け根に神経の流れの乱れがある方は、自分を愛せません。積極的に自分自身を嫌っている方も多いのです。自分自身を愛せない方は、他人をいたわれません。自己表現も上手じゃないので、周りともうまくいきません。結果として、人間関係がぎくしゃくしがちで、常にストレスにさらされています。

神経の流れをよくすると、前記のような、様々なコミュニケーションの不全が解消してきます。自分を受け容れて、自己表現が出来るようになり、人間関係が次第にスムーズになり、対人のストレスが軽減してくるのです。直ちにそうなるとはいえませんが、神経の流れをよくしていくと、やがて自分自身が好きになっていくでしょう。このような感情の変化に応じて、それまで悩んでいた症状が改善してくるのです。

私の診療所には、うつの方も沢山やってきます。うつの方は、診療室に入ってきたときの表情で、それとわかります。うつに悩んでいる方は、主に二つに分けられます。

この首の付け根に神経の流れの乱れがある方と、その下のみずおちに神経の流れの乱れがあるタイプです。ざっくりというと、首の付け根が8割、みずおちが2割の比率になるでしょうか。

初診の際、私が首の後ろに触れた瞬間に、うつが治ったという50代の女性がいました。こうした劇的な変化は、私の診療では頻繁に起こります。この女性は、診療所を訪れる前と帰る時では、気持ちのうえで、全く別人になっていたといいます。うつに苦しんでいた彼女は、帰りの車中で、全てが前向きに考えられるようになっていたのです。

うつで悩み、私の診療所を頼ってくる方は、大抵それまでに、抗うつ薬などの治療薬を、長年にわたり多量に服用しています。述べてきた通り、こうした薬を長期間服用することは、病気の根治にはつながらず、かえって病気を悪化させているケースが大半です。

そうなると、神経の流れをよくしていったとしても、薬をなくすまでには相当の時間がかかります。ピンポイント療法とドルフィンエクササイズを続けることで、神経の流れをよくしながら、薬の服用量を少しずつでも減らしていくことが肝腎です。

●鎌倉ドクタードルフィン診療所の所在地・連絡先等

・HP http://drdolphin.jp/

・住所 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1-7-10日光ビル4F[地図]
・電話番号 0467-61-1977
・FAX番号 0467-61-1978
・受付時間 10:00 – 17:50
 (祝日・夏期・年末年始・学会期日を除く月・火・木・金曜日)
 ※ 電話での診療予約は受け付けておりません。
 「鶴岡八幡宮」二の鳥居の前、スーパー「ユニオン」の隣の日光ビル4F
・診療申し込みのページ http://drdolphin.jp/inquiry/create/1

【出典】「首の後ろを押す」と病気が勝手に治りだす 神経の流れを正せば奇跡が起きる 松久正著

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