日露戦争での日本勝利を見て有色人種が覚醒した!

中国近代化の基礎は、多数の飛び切りの秀才たちの日本への留学生派遣にあったことはご存知でしょうか?

私は、渡部昇一先生の著書『世界史に躍り出た日本 日本の歴史5 明治編』を読んで初めて知りました。現在の中国政府はそんなことも忘れ去ったかのように、過去(盧溝橋事件)を捏造し日本非難を繰り返します。

中国には現在でも、外来漢語辞典というものがあります。外来漢語とは、明治の日本人が西洋の書物を訳したときに創案した専門用語のことです。

日露戦争での日本の勝利を目の当たりに見た清朝は、科挙を廃止して西洋の文化を奨励しようとしたが、シナ国内には近代的学校もなく、先生もおらず、自前で教育することは出来なかったで、日本への留学を行う様になった。中国の飛び切りの秀才たちが日本に留学しました。日本留学は知識人の間でブームになり、東京には一時、数万人に及ぶシナ人留学生がいたとされます。

このような和製漢語だけで一冊の辞書が作られるという事実は、現代中国における西洋由来の学問が、そのスタートにおいてはほとんど日本から学んだという事実を示してます。

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以下、渡部昇一先生の『世界史に躍り出た日本 日本の歴史5 明治編』よりご紹介します。

■日露戦争の日本勝利で有色人種の独立運動が始まる

この日露戦争での日本の勝利は、世界中の有色人種の人々が頭の中に持っていた白人にたいするイメージを根こそぎ変えてしまった。イメージの力ほど民族の運命を根底から変えてしまうものはない。いくら高邁な理想や理念を唱えた処で、人間の意識はそう簡単に変わるものではない。しかし、目の前で一回実演して見せるだけで、人間の先入観というものは簡単に吹き飛んでしまうものである。

それまでは、白人は優れた科学的知識と文明の利器を持っているから抵抗しても無駄である、と誰しもが思っていた。だから、最初の頃は白人に抵抗した人種もあったがみな征服されて、殺戮されて、20世紀になると白人に反抗しよう、白人から独立しようなどと考えることさえしなくなっていたのである。

ところが、日本が強国ロシアを相手に勝ってしまったのを見て、ほかの有色人種の民族たちも、ひょっとしたら自分たちにも出来るかも知れないと思うようになった。実際にそういう動きがあちこちで始まった。

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・日露戦争の経過【出典】https://ja.wikipedia.org/wiki/より

■インドや中国での民族運動・近代化運動

たとえば、インドでもガンジーやネルーによって民族運動が始まった。インドは古い文明を持っているが、イギリスの様な機械や武器や軍艦を自分たちで造れるとは思わず、白人のみが出来ることだと思い込み、諦めてイギリスの植民地になっていたのである。

シナなども、日露戦争の勝利が自国の領土内で行われたのを見て、すぐに反応を示した。あの頑迷固陋な清朝政府までが教育プログラムを日本式に改善し、さらに約1,300年前の隋朝を起源とする科挙の制度を廃止するに至った。

科挙は言うまでもなく、高級官僚の登用試験であり、合格の難しさたるや、現代日本の国家公務員試験の比ではない。それに合格するために、シナの知識階級はそれこそ人生を賭けて勉強していた。『科挙こそシナ文明の大黒柱』と言えるほど重要な制度だった。

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【出典】http://www.wikiwand.com/ja/ より

しかし、科挙の試験科目は「四書五経」と言われる儒教の経典が中心であり、数学や自然科学の知識を軽視していた。このため、日本の様に近代化する上では大きな支障があった。清朝は科挙を廃止して西洋の文化を奨励しようとしたが、シナ国内には近代的学校もなく、先生もおらず、自前で教育することは出来なかった。

■中国近代化の基礎は、日本への留学生の派遣

そこで、日露戦争の頃に日本の制度を参考にして学校制度を改めるとともに科挙を廃止し、それに部分的に代わるものとして、日本への留学を行う様になった。日本留学を経て帰国した者に対して試験を行い、日本での在学年数と留学先の学校の程度を考慮して、進士とか挙人(いずれも科挙の合格者に与えられる資格)に相当する者にしたのである。

日本に送られた留学生の多くは、『百年書香の家』(何代にも渡って知識人を出した家系)と呼ばれる上流階級の出身であって、しかもとびきりの秀才たちであった。このような選りすぐりの人たちが、日露戦争後に日本に留学したのである。日本留学は知識人の間でブームになり、東京には一時、数万人に及ぶシナ人留学生がいたとされる。

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【出典】南京に入城する革命軍 http://china-redtour.com/doc/singai.html より

孫文や蒋介石をはじめ、シナの近代化運動や改革運動に参加した初期の活動家で日本に来なかった人はむしろ稀であるというのは、このような事情から生じたものである。この秀才たちは、日本に来て初めて自分の目で、有色人種でも近代国家を創れるという事実を見、自国の近代化運動に没頭するようになった。

もし日本がロシアに勝たなかったら、もし彼らが当時の日本を自分の目で見なかったら、近代化運動がいつ起こったか分からない。今をもっても清朝或いは別の王朝の元で、旧態依然とした社会が続いていた可能性も大いに考えられるのである。

■外来漢語辞典の存在が何よりの証拠

第二次世界大戦後になっても、中国では外来漢語の辞典というものが出版されている。外来漢語とは、明治の日本人が西洋の書物を訳したときに創案した専門用語のことを指す。たとえば、「宣言」という政治用語も、「哲学」や「科学」という学問用語も、また「開化」のような一般的な言葉も日本人が考え出した単語で、中国人の言う「外来漢語」に当たる。

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このような和製漢語だけで一冊の辞書が作られるという事実は、現代中国における西洋由来の学問が、そのスタートにおいてはほとんど日本から学んだという事実を示している。「共産主義」でも「資本主義」でも「帝国主義」でも、みな日本人が訳した訳語を通じて彼らの頭の中に入っているのは紛れもない事実である。

【出典】世界史に躍り出た日本 日本の歴史5 明治編 渡部昇一

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