当時欧米では、病気治療のアプローチには、ナチュラル・ハイジーンのようなナチュロパシー(自然療法)をはじめとして、

・ホメオパシー(同種療法)
・オステオパシー(整骨療法)
・サイコセラピー(心理療法)
・アロパシー(逆症療法、今日主流となっている対症療法)

の五つの流派がありましたが、決して今日のようにアロパシーが主流ではありませんでした。

しかし1,870年代、アロパシーの医師たちが、「病気は外から侵入してくるバクテリアによっ引き起こされ、これは薬で撃退できる」とするパスツールの「病気細菌説」を支持するようになると、庶民の関心は圧倒的にこのアプローチに集まるようになり、ナチュラル・ハイジーンの普及活動はアロパシー派をサポートする製薬業界によって阻害され、ヘルスアプローチの主流の座を追われることになります。

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人々は、それまでの自分の行動の是非が問われることもなく、自分の病気や苦痛を招いた責任も問題にされず、不可解な生き物(微生物)を犯人にしてくれるアロパシー派のアプローチを大歓迎しました。食習慣やライフスタイルを改めなくても、症状だけは薬ですぐ消すことが出来ることに気付いたのです。

しかし二十世紀に入ると、ハーバート・M・シェルトン博士が、「たとえ天が落ちてこようとも、真実を貫き通そう」という信念を持って、米国のサンアントニオにヘルススクールを創設、ナチュラル・ハイジーンの機関誌や多数の著書の出版を通して、次のようなことを繰り返し繰り返し教え続けました。

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「健康は重力の法則と同様に変えることの出来ない[生命の法則]に従った結果であり、病気はその同じ法則に違反した結果であるということを、人は教えられるべきである。健康は[生命の法則]に従うことによってとり戻すことが出来る。この法則を破り続けるながら、健康を回復できると考えることは、これらの法則に効力がなく、いつでも無効に出来るものだと考えるに等しいことだ。生命を司っている法則を犯すと、私たちは必ず高い代償を払わねばならなくなるだろう

ナチュラル・ハイジーンの火は真の健康を求める人々の間に灯り続けました。そして近年、「Fit For Life(フィット・フォー・ライフ)」が世界のベストセラーとなると共に、ナチュラル・ハイジーンの理論が世界中に知れ渡り、その支持者が全世界に広がっていったのです。同書には、[生命の法則]に従った食生活を行っていれば、ひもじい思いや面倒なカロリー計算をしなくても、瞬く間に痩せ、リバウンドをすることもなく、永久にスリムでいられるばかりか、超健康になれると説かれていました。

英国のナチュラル・ハイジーン協会の会長を務め、45年間にわたり機関誌「ハイジニスト(The Hygienist)」を発行して、ヨーロッパ各地やロシア、インドでナチュラル・ハイジーンの普及に努めているケキ・シドワ博士は、次のように述べています。「もし私たちが、[生命の法則]について完全な知識を持ち、ナチュラル。・ハイジーンの教えを守って生活していたら、病気など決して起こらないだろう。この点において、ナチュラル・ハイジーンは知的で健康的な生命科学である」

病気をなくし、超健康を極めることによって、ナチュラル・ハイジーンのプローチが確かであることは、今日数え切れないほどの科学文献によって証明されています。

【出典】「50代からの超健康革命」松田 麻美子著

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