人生を順調に生きていくうえで、必要なテクニックとは?「ベストは尽くしながらも、理想的な結果を早急に求めないで、大らかな気持ちで新たな展開を待つ」こと。

私たちは、「自分の力で生きている」のではなくて、実は想像もできないような大きな力に生かされているのです。私たちは、生きるのに必要なもの、水、空気、食べ物、私たちの身の回りの環境、石ころ一つでさえ、何一つも創り出せません。

私たちの身体、正に神の芸術品ともいえるこの身体、単なる偶然の積み重ねで生まれてくる訳はないのです。人生に無駄は一切ないのです。以下、「生きがいの創造」飯田 史彦著よりご紹介します。

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■何事も順調な学び

ただし、人生の分岐点において、どのような道を選んだとしても、価値のない無駄な道を歩むとこにはなりません。たとえ、他の人に比べると挫折や不遇のように見える状況に陥ったとしても、実はそれこそが、体験すべき課題であることが多いのです。何故なら、深い催眠状態で、ある日本人が、次のように証言しているからです。

D 光に聞いてください。「私の人生は、ここまで順調ですか?」と。
C 「他の人と比べたら順調に見えないかもしれないけど、私(光)からみれば順調だ」と、おっしゃっています。

このように、人生における「幸せ」の尺度や「学び」の方法については、他人と比べるのは間違っているようです。それぞれの人が、必要に応じて、違う科目、違う難度の授業をとっているからです。

Wild Flowers in Meadow --- Image by © Tim Kiusalaas/Corbis

例えば、小学校六年生の国語の授業と、小学校一年生の算数の授業を比較して、どちらが優れた授業かを判断することはできません。どちらも、その科目の、そのレベルの授業という点では、最適な内容になるよう心がけてあるからです。しかも、小学校の六年生も一年生も、人間としての価値に差はありません。

そこにあるのは、単に、もう卒業間近なのか、まだ新入生なのかという、学んだ時間の長さの差でしかないのです。同じように、人はみな、自分に最適な人生を、自分なりに順調に歩んでいるのですから、全く異なる内容、難度の人生を歩む他人と比べて一喜一憂するのは、意味のないことだと言えるでしょう。

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また、一見すると、人生の分岐点のように見えるにもかかわらず、ある一つの方向にしか歩めないようになっている場合もあります。その人生の時点で、どうしても、その方向へ進むことが必要であるような場合です。

D その光に聞いてください。「私は、試験に落ちて、仕方なくこの学校に入ったんですけど、受験で失敗してこの学校に入ったことも、本当に順調なんでしょうか?」って。
C 「そうだよ、みんな順調なんだ」と言っています。

このような証言が数多く出てくることから、人生では、「自分で状況を変えようと努力する」ということと同じ位に、「与えられた状況に抵抗せず、素直に受け入れる」ということも必要であるようです。

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むしろ、その両方の判断やバランスの取り方こそが、人生における学びのテーマの一つであると言っても良いでしょう。何故なら、与えられた状況の中に、今回の人生でどうしても経験しておくべき課題が、予定通り順調に含まれているからです。例えば、ある日本女性は、次のように証言しています。

D その光に聞いてください。「今の私の人生は、順調ですか?」
C ……。(うなづいている)
D 「人間は何のために生きているんですか?」って聞いたら?
C 「それぞれの道があるから……それを歩いていくため……」
D 「なぜ私は、また生まれ変わってきたんですか?」
C 「前の人生で、やけっぱちになったままで終わってしまったから」
D 「素晴らしい人生を送るためには、どうすればいいんでしょうか?」
C 「あせらないこと……受け入れること……」
D 「何を受け入れるんですか」
C 「起きてきたことを」

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この女性が語るように、「あせらないで、起きてきたことを受け入れること」も、人生を順調に生きていくうえで、必要なテクニックなのではないでしょうか。

ただし、ここでいう「あせらない」というのは、「何も努力しないで放りだしておく」という意味ではなく、「ベストは尽くしながらも、理想的な結果を早急に求めないで、大らかな気持ちで新たな展開を待つ」という意味であることを強調しておきましょう。

人生は、いわば「敗者復活制人事システム」をとって計画され、一度負けて間違った方向に進んで)しまうと戻れないという「勝ち抜き制」ではありません。人生のある時点までは、いつも望ましくない道を選んできた人でも、ある時にそれまでの自分の姿を反省し、生き方(解決法の選び方)を変えた場合には、一転して、予定していた良好な人生の方向へ歩んでいくことができるのです。したがって、これまで、間違った方向へ進み続けて、何一つ問題を解決していない人でも、いつでもその誤りに気付き、方向転換をする道が用意されています。

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六十歳、八十歳になってから、自分の言動の誤りに気付いた場合でも、決して遅くありません。いつからでも「やり直し」がきくようになっており、たとえ今回の人生で多くの課題をやり残したとしても、人生を終える前にそれに気付き、わずかでも良い方向へ向かって、その過ちを取り消そうとしたかということが、問われることになります。

以上のような説明方法は、判りやすく単純化したものにすぎません。人生という修行の場では、未発達の意識体ほど詳しい設計図を必要とし、どの時点でどのような問題に直面して、どういう解決方法を選ぶと正解であるかということを、細かく予定してから生れてきます。

しかし、発達した意識体になると、人生の大まかなアウトラインだけをつくって生まれ、わざと困難な状況に身をおいて、より創造的な人生を送ることもあります。例えば、ある被験者の男性は、かつての人生の一つで、性別と基本的性格だけを決めることにし、「多情な女になる」という設定だけを決めて生まれ、波乱に満ちた生涯を送りました。

彼は、生れる前に行う人生設計の作業について、「一定の時間がたつと作動する時計仕掛けの機会を、うまく調整して、スイッチをセットするかのようです」と表現しています。

飯田史彦 研究室へ ようこそ!(福島大学経済経営学類 教授)

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コメント

    • 寺平長由
    • 2016年 11月 30日

    拝読いたしました。
    「やり直しがきかない社会」「再チャレンジを許さない社会」と言われて久しいですが、
    何歳からでもやり直せるというのは、そういった世論・現状に反していませんか?
    例えば、中高年の失業について、再雇用の厳しさ等、メディアでも散々報じられてると思います。
    平成以前なら当たり前の価値観だったんでしょうけど……。時代は変わりました。

    こういうサイトに行き着く人って、今まさに苦しんでると思うんです。自分も含めてですが。
    そういう人は、たぶん抽象的な答えなんて求めてない。
    人生、時に気休めが必要な事もありますが、人生論とはいえ、あまりに雲を掴むような話というか、
    時代錯誤というか、少なくとも私は違和感を感じました。

      • sharp-insight
      • 2016年 12月 01日

      コメントありがとうございます。私もこれまで色々頭をぶつけて相当な挫折を経験してます。その度に何とか立ち直って、立ち直るたびに前よりは強くなっていると思います。

      この世界は神様が良しとして創られたのです。私は人間の細胞の構造などもちょっと勉強しましたが、その驚異的な仕組みを垣間見るにつれて、何かとてつもなく凄く偉大な存在を認めざるを得ないのです。

      神様の一番の芸術作品が人間で、私たちは神様の一筋の光です。私たちを生かすために、私たちの想像を遥かに超える仕組み・エネルギーが働いています。

      人生は舞台。私たち一人一人が主役、大根役者だけど(あたらない)…。だから、自分の人生に起こることに一切の無駄はないのです(日蓮上人)。

      私は、この考えに触れて、救われたのでご紹介しました。

      宗教的な話となりましたが、私は学生時代は「仏様なんてほっとけ様」だなんて嘯いていました。社会に出てあちこち頭をぶつけて、飯田史彦先生の著書などに行きついた訳です。

    • 寺平長由
    • 2016年 12月 01日

    ありがとうございます。
    今記事をよく見ましたら、タグに「転生輪廻」とか書かれてて、そこでピンと来るべきでした。
    ここは宗教的な考えに基づいたブログだったんですね。
    抽象的なお答えに終始するのも納得です。

    まぁ宗教ということであれば、何を信仰するかは個人の自由ですし、
    乱暴な言い方をすれば文化の違いに少し通ずる所があるとも思いましたので、これで失礼します。

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